硫黄山で火山性地震が増加
宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山のえびの高原の硫黄山の周辺では28日になって火山性地震が増加し、午前9時までに28回観測されています。1日に20回以上の火山性地震が観測されたのは去年12月以来で、気象庁は火山活動がやや高まっているとして、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。
霧島連山の硫黄山 火山性地震増加で注意
NHK NEWS WEBより
宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山のえびの高原の硫黄山の周辺では28日になって火山性地震が増加し、午前9時までに28回観測されています。1日に20回以上の火山性地震が観測されたのは去年12月以来で、気象庁は火山活動がやや高まっているとして、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、硫黄山では28日になって火山性地震が発生し、午前9時までに28回観測されています。硫黄山で1日に20回以上の火山性地震を観測したのは、去年12月20日以来です。これまでのところ、傾斜計の観測データに特段の変化はなく、監視カメラによる観測では火口の噴気などの状況にも変わりはないということです。
硫黄山周辺では去年7月ごろから火山性微動がたびたび発生し、今月は4回観測されているほか、去年12月には13年ぶりに噴気が出ていることが確認され、その後も継続しています。気象庁は硫黄山周辺では火山活動がやや高まっているとして、噴気などの突発的な噴出や、火山ガスなどに注意するよう呼びかけています。
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