2月20日に靴のオットーが本当に閉店
竹部さんが交通事故で腰を痛め、昨年8月頃から店は休みがちになり、10月を過ぎてから休業が続いた。見るに見かねた近隣住民や仕入れ先が「勝手応援隊」を結成し、12月7日から応援隊有志が店先に立って営業再開した。それでも、建物の賃貸契約期間満了、老朽化もあって閉店を決めた。
大阪の名物靴店「ほんまにやめます」最終日前日、惜しむ客で大盛況
スポニチアネックスより
今回は、ほんまにやめます―。「もうあかん やめます!」の垂れ幕で大阪の名物靴店として有名な大阪・西天満の「シューズ・オットー」が20日、閉店する。最終日前日の19日も開店午後1時の30分以上前から客が集まり、閉店を惜しんだ。
同店は竹部浅夫さん(74)が1977年にオープン。靴の激安店、また、シークレットシューズを開発、販売し、かいわいのビジネスマンが通った。しかし、その後は景気が悪くなり経営状態が悪化。2007年頃に「もうあかん やめます!」と客の気を引く手段を思いついて垂れ幕作成。注目を集め再び、店は繁盛。さらに世相を反映した「格差社会を是正せよ。身長格差は当店で」や、横綱・朝青龍が問題を起こした際に「横綱が土俵際、当店も土俵際」などと社会を風刺しながら自虐ネタを絡めて話題提供。「閉店しない閉店セール」を続けてきた。
だが、竹部さんが交通事故で腰を痛め、昨年8月頃から店は休みがちになり、10月を過ぎてから休業が続いた。見るに見かねた近隣住民や仕入れ先が「勝手応援隊」を結成し、12月7日から応援隊有志が店先に立って営業再開した。それでも、建物の賃貸契約期間満了、老朽化もあって閉店を決めた。
「寂しいですね。黙ってやめるつもりだったけど、最後を盛り上げてくれて感謝してます。でも、今回はほんまにやめます。ほんまです」
竹部さんが語った。2月1日からのカウントダウンセールは大盛況。通常1カ月で200足前後の売れ行きも、この1カ月間で1200足以上売れている。残り500足を「何とか最後に売り尽くしたい」と世話人を務める司法書士の小山秀司さん(64)は夫婦で手伝いを買って出ている。垂れ幕の復興版「もうあかん やめます」の看板の上に「ほんまに」と入れられた。店頭アンケートでは閉店を「信じる」というファン31人に対し「信じない」と応えたファンが68人。最後の最後に「“やめます”をやめます」とは行かないか…。
スポニチアネックスで見る
このお店の場所は?
靴のオットー
梅田駅より徒歩15分くらい。
最後に・・・
今回は本当に「もうあかん」みたいですね。でも、体が第一ですしね。